夏が来ると暑い日も多くなり、エアコンを使う機会も増えてくるかもしれませんね。ただ、久しぶりにエアコンを使うとカビのにおいが気になることもあるかもしれません。
においだけならまだしも、エアコン内のカビが原因で病気になることもあるんです。ここでは、エアコンのカビで病気になる原因や対処法についてまとめていきたいと思います。
目次
エアコンのカビで病気になる?原因は?
エアコンの内部で発生するカビには、「アスペルギルス」や「トリコスポロン」といったものがあります。今回は、この2種類が原因となって引きこされるカビについて解説していきます。
アスペルギルスの場合
アスペルギルスが原因となって引き起こされる病気には、「アレルギー性気管支肺アスペルギルス症」というものがあります。
名前の通り、アスペルギルスというカビがアレルギーの原因となり、気管支や肺が炎症を起こす病気です。また、認知度はあまり高くないので、他の病気と誤診されることも多い病気です。
主な症状は、喘鳴や咳、呼吸困難などで、気管支喘息非常に似た症状が現れることも誤診の要因となっています。
トリコスポロンの場合
トリコスポロンが原因となる病気には、「夏型過敏性肺炎」というものがあります。(過敏性肺炎とは、空気中の有害物質を吸い込むことで発症する肺炎を指します。)
症状は一般的な肺炎と変わらず、咳や発熱、呼吸困難といった症状が見られます。
エアコンのカビへの対処法
畳やお風呂場のカビと違って、エアコンのカビは飛散する可能性が高いので注意が必要です。とは言っても、エアコンにカビが生えているかって、外から見ただけでは分かりにくいですよね。ですので、まずは「カビの有無を見分ける方法」から見ていきます。
カビの有無を見分ける方法
- エアコンの風量が低下している
- 吹き出し口の部分が黒ずんでいる
- カビのにおいが気になる
以上の3点が大まかな目安になるかと思います。また、確認や掃除をする際には、メガネやマスクをしておくと良いでしょう。
エアコンのカビの除去方法
それでは、エアコンのカビを除去する方法について見ていきましょう。
- 電源を切り、コンセントを抜く
- エアコンの前面のパネルを開ける
- エアフィルターを取り外す
- フィルターについている汚れを掃除機などで吸い取る
- 4で上手く取れない場合は、水洗いし日陰で干す
- フィルターをエアコンに取り付ける
- 前面のパネルを閉める
- 電源を入れ、動作を確認する
エアコン掃除と聞くと、素人には少し面倒なような気がしますが、意外に簡単な方法できれいにすることができます。
また、下記の動画でも詳しいやり方が紹介されているので、文章だけでは分かりにくいという方は、こちらも参考にしてください。
まとめ
エアコンのカビは放置しておくと重篤な症状を引き起こす可能性があります。ですので、定期的に掃除をして、カビを吸い込んでしまわないように気をつけてくださいね。
また、エアコンのカビ掃除の方法については、こちらの記事でも詳しく解説しています。