暑くなってくるといろんな生き物が繁殖の時期を迎えます。 人間も生き生きできるときでもありますが、スズメバチも活発に活動する時期にもなっています。 ここでは、そんな厄介なスズメバチをペットボトルで退治する方法を紹介いたします。
目次
スズメバチとは
スズメバチの被害は、8月から10月にかけてが最も多くなります。スズメバチに刺されて死亡することもあるので、スズメバチに遭遇したらすぐに逃げるようにしましょう。また、手や棒などで追い払うと興奮して攻撃されることもあるので注意が必要です。
もし刺された時には速やかに巣から離れてください。1匹のハチに刺されると毒液が空中にまき散らされるため、多数のハチの攻撃を受けることがあります。
その後、傷口を水道水でよく洗い流し、手で毒液を絞り出すようにします。 水で洗うことは毒を薄める効果と傷口を冷やす効果があります。
ショック症状(意識がもうろうとしたり、呼吸困難、血圧の低下)があれば緊急を要します。救急車などで急いで病院で診察を受けましょう。
また、スズメバチには以下のような種類のものがいます。(画像については苦手な方もいるかもしれませんので、掲載しておりません。)
オオスズメバチ
- 女王蜂は40~45mm
- 働き蜂は27~40mm
- スズメバチの中では最大サイズ
キイロスズメバチ
- 女王蜂は25~28mm
- 働き蜂は17~24mm
- スズメバチの中では、最も小型
コガタスズメバチ
- 女王蜂は25~30mm
- 働き蜂は22~28mm
- 中位の大きさ
ヒメスズメバチ
- 女王蜂、働き蜂ともに24~37mmで大きさの差はあまりありません。
- この蜂のみ 腹端が黒色です。
モンスズメバチ
- 女王蜂は28~30mm
- 働き蜂は21~28mm
- 腹部の模様が波形
チャイロスズメバチ
- 女王蜂は30mm
- 働き蜂は17~24mm
- やや小型で頭胸部が赤褐色
ペットボトルで退治する方法
ペットボトルを利用したトラップ(仕掛け)を作って、庭木、植木などに吊り下げて巣作りのために飛んでくる女王バチを捕まえる方法で巣を作らせない方法をお伝えします。
設置時期
まず、春の3月下旬に設置します。その後は女王蜂は巣穴に籠り出産します。 なので、設置したものを6〜7月頃に一旦回収し、また女王蜂が動き始める8月下旬に設置し直します。(10月頃まで設置しておくと良いでしょう。)
材料
- 2Lのペットボトル(出来れば炭酸ソーダの容器のような段差のないもの)
- 酒(600ml)
- 酢(200ml)
- 砂糖(250g)
作り方と設置方法
ペットボトルに上から5cmくらいの位置に2cm角の四角の穴を4ヶ所開けます。これに誘引剤の材料をすべて混ぜたものを入れ、フタをします。
また、飲み口の蓋部分にひもをかけ釣り下げるようにしておきましょう。 設置場所については、少し茂った暗めの場所に生えている木にひっかけるがベストです。
注意すべきポイント
時期にもよりますが、数分で寄ってくる場合もあります。 あまり近くでの観察は刺される恐れがあります。 黒い服などに寄ってくるので作業時は白色で作業したほうがいい。 また、蜂は整髪料や香水を好む傾向があり、働き蜂が寄ってきて被害に合いやすくなるので注意が必要です。
まとめ
スズメバチは最強で攻撃性も高く死者も多く出しています。 最近では森や林ではなく都心の植木などにも繁殖することが増えてきています。
空を飛ぶので走って逃げてもなかなか逃げ切れるのも難しい。 巣を作る前に撃退し、身を守って過ごしやすい街にして行きましょう。