楽しいキャンプから帰ったら、足がかゆいし痛い!すごく腫れてる!という経験はありませんか?もしかして、ブヨに噛まれたのかも…。
そんな時には適切な対処が重要です。今回は、ブヨに噛まれたときの特徴や腫れが痛いときの対処法について紹介します。
ブヨってどんな生き物?
ブヨは、ブヨやブトとも呼ばれる吸血性昆虫です。体の大きさは約4ミリ。写真では一見小さなハチのようにも見えますが、ハエやカの仲間です。日本にも数種のブヨが生息しています。
実はブヨが住んでいるのは水のきれいな川の近く。幼虫がきれいな川にしか住めないためです。都会の住宅地の近くに生息していることは稀なので、都会での知名度は高くありません。ところが、キャンプや渓流釣りなどのレジャーを楽しむ際には注意が必要なのです。
ブヨに噛まれたときの特徴
ブヨは、カと同じように、メスが私たちの血液を吸って栄養にしています。カがストロー状の口を皮膚に刺して血液をチューチューと吸うのに対して、ブヨは皮膚に直接噛み付いて、出血した血をペロペロとなめます。
その証拠に、腫れた患部をよく観察するとその中心に噛み付いた場所と思われる小さな傷口が残っていることがあります。
ブヨに噛まれると、カに刺された場合に比べて、患部がはるかに大きく腫れ、赤みも強く出る傾向にあります。患部は熱をもち、かゆみや痛みもなかなか引きません。しっかりと治療しないと、1ヶ月以上も症状が続くこともあるので、噛まれたら適切に対処しましょう。
ブヨに噛まれたらどうしたらいいの?
ブヨに噛まれると感じる痒みや痛み。これは、ブヨが皮膚に噛み付いた際に注入した唾液に対する私たちの体の炎症反応です。かゆい!という思いのあまり、掻きむしることだけは避けましょう。
一時的な対処としては患部を冷して炎症を鎮めることが効果的です。ただし、ブヨが噛み付いた時にできた傷があるので、冷やし方には注意が必要。清潔な水を使ったり、氷を入れたビニール袋で巻いたりするなど、傷口に雑菌が入らないようにしましょう。
市販の虫刺されの薬には、ブヨによる炎症に効用のあるものも販売されています。薬局が近くにあれば、こうした薬を購入することをおすすめします。ただし、塗り薬を選ぶ際は必ずブヨによる炎症に効果があるかを確認してくださいね。
厄介なことに、ブヨによる炎症の治癒には時間がかかることがあります。なかには、アレルギー反応を起こす方もいますから、心配なときは躊躇せずに皮膚科を受診しましょう。
まとめ
いかがでしたか?ブヨに噛まれると、カとは比べ物にならないほどのかゆみや痛み・腫れに悩まされることがあります。
そんな時も慌てずに、冷やしたり薬を塗ったりして適切に対処しましょう。症状が慢性化することもあるので、痛みやかゆみがとれず、心配なときは皮膚科に行くのがおすすめです。