ムカデは、足の数が多く、非常に動きの速い虫です。動いているものに対して攻撃性があるので、もし出会ったら、冷静に対応しましょう。今回は、室内でできるムカデ対策と予防法についてまとめていきたいと思います。
ムカデについて
ムカデは、夜行性で昼間は石や落葉の下などの湿度の高い場所に潜んでいることが多いです。水のある所を好むため、雨上がりには活発な動きを見せます。
習性としては水を多く飲み、肉や野菜、お菓子など、何でも食べる雑食ですが、顎に毒があるため、ヒトの皮膚に咬みつくと焼けるような痛みと腫れが生じます。
ムカデが出る活動時期はいつから?
ムカデが現れるのは、高温多湿の5-6月頃です。そして、生殖活動で産卵し、孵化したムカデが活動を始めるのが、9-10月頃です。
8月はほとんど見られず、冬の季節は現れないことになっていますが、暖かくてジメジメした所があれば、出現することもあります。
室内でできる対策・予防法
普通の部屋の場合
室内にある家具の後側は狭い隙間がありますが、出来ればそこに市販のムカデ駆除剤を撒きます。目で見えるところは、ムカデの存在を調べるのは簡単ですから心配はいらないでしょう。
また、咬まれたときのことも考えて、痛み止めや軟膏などの場所を確認しておきましょう。他にも、窓やドアに隙間がないかや、ある場合はテープなどを貼り付けて、隙間を作らないようにしてください。
さらに、ホウサンやシリカゲルをまとめて、高めの家具の上に置くのも効果的です。加えて、室内の照明を虫除け効果もあり、経済的なLEDライトに変えるのも良いかもしれません。
水周りの場合
キッチンやお風呂、トイレもムカデの出やすい場所となります。ですので、水を使った後の蛇口や排水口が、すぐに乾くような工夫をしてみましょう。
ペットがいる場合
猫にとって、ムカデは玩具みたいな存在でじゃれるので、ムカデは逆に怖がって逃げてしまいます。
犬の場合は、犬から仕掛けてこない限り、ムカデから犬を攻撃するとは考えられませんが、少し大きな犬でしたら、動作の加減で知らずにムカデに咬まれる可能性もあるかと思います。
もし、咬まれてしまったら、「温熱治療(42度くらいのシャワーで患部を洗う治療法)」で応急処置をし、その後で、獣医に診てもらいましょう。
まとめ
今回は、ムカデ対策についてまとめてきました。咬まれると意外に危険な虫・ムカデ。今回、紹介した情報をもとに、しっかりと対策を取るようにしてください。