刺されると皮膚炎を引き起こすこともある毛虫ですが、庭やベランダに大量発生して、困ったことがあるという方も多いかもしれません。ここでは、そんなときにおすすめの毛虫の駆除方法についてまとめていきたいと思います。
おすすめの駆除方法は?
それでは、毛虫の駆除におすすめの方法を紹介していきます。
殺虫剤を使う
とりあえず、市販の殺虫剤を買ってきて、散布するという方法になります。かなりオーソドックスな方法にはなりますが、一番効果のある方法なのです。
ちなみに、種類によっては毛が抜けやすい毛虫もいますので、画像のような毛ごと固めてくれるようなタイプの殺虫スプレーを使うのもおすすめです。
熱湯をかける
熱したお湯をかけることでも毛虫の動きを止めることができます。また、毛虫の毒はタンパク質で構成されているので、50度以上に熱することで毒を無力化できます。
剪定する
こちらは駆除方法というよりも、毛虫が増えないようにするための対策といった意味合いが強いですが、「剪定(植物の枝を切り落とし、風通りを良くしたり、形を整えたりすること)」することで毛虫の繁殖を防ぐことができます。
また、ガーデニングをしている最中に葉の裏についた毛虫の卵を見つけることもあるかもしれません。そんなときには葉ごとむしり取るようにしましょう。
毛虫の発生する時期は?
種類にもよりますが、毛虫の発生時期は4〜6月、及び8〜9月に多いとされています。特に多く見られるのがチャドクガという蛾の幼虫で、この毛虫の毒針は抜けやすく、風に乗って飛んできたりもするので注意が必要です。
もし、刺されてしまったら?
毛虫に刺されると、かゆみやただれ、腫れといった毛虫皮膚炎の症状を引き起こすことがあります。もし、刺されてしまった場合には、すぐに流水で洗い流し、ステロイド系の塗り薬などを塗るようにしてください。
また、ハチの毒と同じように「アナフィラキシーショック」を引き起こすこともあるので、呼吸困難や意識障害といった症状が見られた場合には、すぐに病院に行くようにしてください。
毛虫皮膚炎についてはこちらのの記事でも詳しく解説しております。
まとめ
毛虫の毛は抜けてからも毒をもっている場合が多いです。ですので、スプレーなどをした後で動かなくなったからといって油断せずに手袋やゴーグルなどをして完全防備で駆除に臨むようにしてください。