ガーデニングをしていると虫に出くわすことも多いのではないでしょうか。普通の虫なら、素手で払いのけても問題ないですが、中には素手で触れると危険な虫もいます。その代表例が、チャドクガの幼虫です。ここでは、チャドクガの幼虫の駆除方法についてまとめていきます。
チャドクガに刺されると?
チャドクガに刺されると痒みや腫れ、ただれといった皮膚炎の症状を引き起こします。
もし、刺されてしまったら、患部を流水で時間をかけて洗い流し、ステロイドを含んだ外用剤などを塗るようにしてください。
また、チャドクガ皮膚炎に関する詳しい情報はこちらの記事をご覧ください。
チャドクガはどんな植物が好き?
チャドクガは、ツバキやサザンカといったツバキ科の植物を好む傾向があります。
見た目の美しさからツバキやサザンカは園芸植物としても大変人気があり、学校や公園など至るところに植えられています。
また、子供が触れやすい場所にいることも多いので、しっかりと駆除する必要があります。
駆除方法一覧
剪定
「剪定(せんてい)」とは、植物の枝を切り落として、形を整えたり、風の通りを良くしたりすることを指します。
この剪定を早い段階で行うようにしてください。また、葉裏などに卵がついているようなら、葉ごとむしり取るようにしましょう。
食害を受けた葉を見つけたら、裏に潜んでいる可能性が高いので、その葉が生えている枝ごと切り落とすようにしましょう。
また、チャドクガの毒針は拡散しやすいので、画像のようなチャドクガを固めるスプレーを使うようにしてください。
薬剤散布
幼虫が植物全体に広がっているようなら、薬剤を用いて駆除しましょう。目の届く範囲なら、スプレータイプの殺虫剤で、それ以外の部分には液体殺虫剤を使うと効果的です。
ウイルスを使う
素人には無理な方法かもしれませんが、「核多角体ウイルス」というウイルスを体内に送り込み、チャドクガを病気にして駆除するという方法もあるようです。
天敵は?
スズメバチやキイロタマゴバチという昆虫が天敵だとされています。いずれにしても、人間がコントロールすることは難しいので、駆除には役立ちそうにないですね…。
まとめ
今回は、チャドクガの駆除方法についてまとめてきました。ガーデニングに詳しい方なら、剪定の方法などもご存知かと思うのですが、よくわからないという方は、一思いに薬剤を使うようにしてみてください。