ぎっくり腰の経験はありますか?その原因は色々あり、重い物を持ち上げようとした時、腰を捻ったり曲げた時など、急に力が加わった事で起こる事が多いようです。
しかし、時には、特に重い物をもったとか、強い力が加わるような動作をしていなくても急に、動けなくなるような強い痛みに襲われる事もあります。
このぎっくり腰は、その名の通り、腰に痛みが起きるのですが、お尻(臀部)に痛みを感じる事も案外多いようです。ここでは、ぎっくり腰になった時のお尻の痛みについて説明していきましょう。
原因
腰・臀部・大腿部は神経で密接につながっています。そのため、この中の何処か一か所の痛みが伝わって同時に痛くなったり、お互いの筋肉をかばい合う事で他の部分が痛くなったりするのです。
ぎっくり腰による腰の痛みはもちろんですが、同様にお尻が痛むケースは結構多く、長時間座って仕事しているなど、普段から臀部への負担が大きい人は特にお尻が痛くなる場合が多いようです。
ぎっくり腰の痛みと同時にお尻の痛みが起こるのは、臀部の筋肉に疲労が蓄積していることが原因であると言っていいでしょう。
対処法
ぎっくり腰が回復すればお尻の痛みもなくなりますので、まずは、ぎっくり腰への対処が必要です。
ぎっくり腰の対処として重要なのは安静です。お仕事の事など気にかかるところですが、無理をして出勤するよりも思い切って休んだ方が早い回復に繋がります。
また、ホームケアで出来るのは冷やすことです。ぎっくり腰は炎症なので熱が発生しています。その炎症を抑えるためには冷やすことが大事です。
同じ理由で、痛みがある時に揉んだりストレッチを行うのは絶対にやめましょう。また、お尻に痛みが出ている場合は痛い側を下にすると楽になるようです。
まとめ
ぎっくり腰は「急性腰痛」というのが正式名称で日頃の腰への負担や蓄積した疲労、スレスなどでも発症します。
通常、強い痛みは2〜3日で引いてきて少しずつ動けるようにもなり、1週間ほどで痛みはかなり改善される場合が多いようです。しかし、数週間たっても痛みが引かない場合はぎっくり腰だけではなく、別の病気を発症していることが考えられます。
その一番の可能性として考えられるのはおしり、足の痛みと痺れが特徴の椎間板ヘルニアや坐骨神経痛です。痛みが続き、他の症状がみられる場合には整形外科を受診して検査を受け、しっかりとした治療を受けるようにしましょう。