急な喉の痛み襲われたら、咽頭炎を発症している可能性があります。ここでは、咽頭炎とはどのような原因・症状の病気なのかを紹介した上で、その治療法をまとめていきたいと思います。喉の違和感にお困りの方は参考にしてみてください。
咽頭炎って?
咽頭炎とは、鼻腔や口腔の奥にある咽頭という部位が、ウイルスや細菌に感染することによって炎症を起こしている状態を言います。
また、アデノウイルスや溶連菌に感染することで発症する急性咽頭炎、それが完治せずに再発を繰り返すことで発症する慢性咽頭炎、そして、急性・慢性とは関係なしに引き起こされる咽頭特殊感染症の3種類に大別できます。
代表的な症状としては…
- 咽頭の痛み
- 倦怠感
- 頭痛
- 発熱
といったものが挙げられます。
治療法一覧
そんな咽頭炎ですが、一体どんな治療法があるのでしょうか。詳しく見ていくことにしましょう。
自分でできる治療法
最も簡単な治療法としては、
- 頻繁にうがいをして、喉を清潔に保つ
- 飲酒や喫煙は控えるようにする
という2つの方法が挙げられます。上記の2つ以外にも、カラオケのように喉への刺激になりそうなものはできるだけ避けるのが良いでしょう。
痛みや違和感はあるけど、忙しくて病院に行くことができないという方や病院に行くほどでもないという方は参考にしてみてください。
解熱鎮痛剤を用いた治療法
喉の痛みがひどい場合や発熱などの症状が見られる場合には、解熱鎮痛剤を用いて治療します。
抗生薬を用いて治療法
原因となっている細菌やウイルスが明確な場合には、抗生薬を用いて治療することがあります。特に、溶連菌に感染しているときには、合併症を防ぐためにもこの治療法が行われます。
その他の治療法
発症しているのが急性・慢性咽頭炎ではなく、咽頭特殊感染症の場合には、原因となる微生物に適した治療法が取られます。
咽頭炎かも…。そんな時には…
「ちょっと喉の調子がおかしくて、もしかしたら、咽頭炎かもしれない」といった時には、どれくらい喉が痛むかや発熱の有無によって、病院に行くべきかを判断するようにしましょう。
もし、唾液が飲み込めないほど、喉の痛みが激しかったり、熱がある場合には、病院に行って治療を受けるようにしてください。
ちなみに、咽頭炎と同様の症状を伴う病気に扁桃周囲膿瘍や急性咽頭蓋炎のように緊急の処置を必要とする病気があります。ただの咽頭炎か、そういった病気かをしっかりと見分けてもらうためにも、耳鼻咽喉科(じびいんとうか)を受診してください。
まとめ
今回は、咽頭炎の治療法をまとめてきました。咽頭炎に感染しないためにも、お家に帰ってきたらうがいをするように心がけてくださいね。また、他の病気にならないためにも手洗いも忘れずに!