偏頭痛にどんなイメージを持っていますか?「頭痛持ち」という言葉もあり偏頭痛とは、ずっと付き合って行かなければならないという風に思っている人が少なくないようです。
以前は偏頭痛の特効薬というものがなく、今のように病院の診療科として「頭痛外来」のような所も少ない状況でした。しかし、今は偏頭痛が引き起こされるメカニズムも少しずつ解ってきて、予防や対処法などで痛みを軽減させられるようにもなってきています。
今回は薬と食べ物での偏頭痛の治し方についてご説明していきます。
薬での治し方
辛い頭痛が起きた時、手近な処で市販の鎮痛薬を服用する方も多いのではないでしょうか。
しかし、習慣的に市販の鎮痛剤を使用すると却って痛みが強まったり頻度が増えたりする状態になる場合があります。繰り返される強いい痛みがある時は我慢しないで病院で診察を受けお薬を処方してもらうなど、正しい治療を受ける事が大切なことです。
偏頭痛の治療では症状が軽い時にはアセトアミノフェンや非ステロイド抗炎症薬の鎮痛薬が用いられます。
また、偏頭痛の主な原因となる痛み物質の過剰放出を抑制する作用があるトリプタンの飲み薬が治療薬として中心に使われています。トリプタンは飲んで約30分ほどで効果が現れ、吐き気が強い時には点鼻薬や自己注射薬もあります。
また、予防薬として抗てんかん薬、カルシウム拮抗薬、β遮断薬が用いられています。
食べ物での治し方
また、偏頭痛を改善する食べ物がある事がわかっていますので普段の食事に取り入れるようにすると良いでしょう。
マグネシウムは神経活動を安定させる働きがあり、頭痛への有効性が確認されています。ひじき、昆布、納豆、わかめ、あさりなどがマグネシウムを多く含む食材です。
ビタミンB2は脳の血管や神経の興奮を鎮める効果があり、B2だけでなくB1、B3などビタミンB郡をバランスよく食べる事が効果的です。うなぎ、レバー、納豆、さば、まいたけ、などに多く含まれています。
トリプトファンとビタミンB6は自律神経の働きを正常にする作用があり、偏頭痛の解消に効果があると言われています。この二つの栄養素はタンパク質を中心に含まれているので、お肉やお魚、大豆製品などを意識して摂取すると良いでしょう。
睡眠不足や強いストレスなどが偏頭痛を引き起こす原因になる場合がありますので、自分自身のライフスタイルを見直す事も偏頭痛が起こりにくい体にしていく事になりますので、食生活と共に意識してみると良いでしょう。
まとめ
偏頭痛の治し方には様々な方法があります。辛い頭痛はずっと付き合っていくもの・・・と諦める前に有効とされる方法を試してみましょう。
また、症状が重い時には併せて専門の医療機関を受診して、自分の頭痛の症状にあったお薬を処方してもらうなど治療に取り組むようにしましょう。