これを見ているあなたはもしかしたら偏頭痛もちでしょうか。偏頭痛の症状を慢性的に有する方は日本で840万人もいるといわれています。
偏頭痛が起こると仕事や学業、家事などが手につかなくなってしまうばかりか、なにより症状が辛いですよね。そこで今回は、偏頭痛対策におすすめの方法をご紹介したいと思います。
偏頭痛が起こる原因
先ほども罹患者率についてふれましたが、なぜ多くの方が偏頭痛を経験しているのでしょうか。偏頭痛の原因には、低気圧、ストレス、ホルモンバランス、生活習慣の乱れ、体質などさまざまな原因が指摘されていますが、いまだはっきりとした原因はわかっていないのが現状です。
アルコールによる頭痛や、熱、風邪にともなう頭痛と異なるのは、健康な状態でいたのに突然頭の痛みや付随する症状が襲ってくることが特徴です。
前兆がある方やない方がおり、前兆としては光がかかったように視界にチカチカしたような光景が見えたり、吐き気をもよおしたり、食欲がわき、とくに甘いものが食べたくなったり、音に敏感になったりといった症状が見られます。
痛みは約1時間〜2時間ほどで治り、何事もなかったように普段の生活を送れるようになりますが、痛みがピークのときには何も手につかなくなってしまったり、トイレにこもってしまったり、寝込んでしまうという重度の方も少なくありません。
おすすめの偏頭痛対策
では、そんな辛い偏頭痛が起こったときどのように対処すれば良いのでしょうか。まずは、スマホやパソコンから出るブルーライトや明るい場所は避け、部屋を暗くして横になりましょう。音や光は刺激となり症状をさらに悪化させてしまうので、なるべく周囲の方にも偏頭痛もちであることを伝え、どのように対処すると効果的かなど事前に理解を求めておくことも大切です。
そして、偏頭痛は脳の血管が拡張することによる炎症だともいわれていますので、入浴や頭部が温まるようなこと、血流が良くなるようなマッサージなどは行わないでください。なるべく頭は冷やし、血管の拡張をおさえるようにしましょう。
偏頭痛もちのかたのなかには、市販のロキソニンやバファリンでは効かないという方もいます。その方は脳神経外科や頭痛の専門外来に行き、血管の収縮を抑える働きのあるトリプタン系の鎮痛剤を服用するようにしましょう。
まとめ
辛い偏頭痛の症状。一刻も早く治めたいですよね。我慢せずに症状が現れ始めたらお薬を飲んで、横になって休むことが第一優先です。
また、偏頭痛が起こりやすい方は、普段から血管拡張作用のあるポリフェノールを含む食品を食べ過ぎないなどの工夫も大切です。