頭痛持ちの人は、以外と自分のまわりに多くいます。頭痛にはさまざまなタイプがあり、それが偏頭痛なのかは病院で診察をしてもらわないと、なかなか自分で判断することは難しいものです。頭痛は人によって違う症状が出ることがあります。
今回は偏頭痛が左右の後頭部に起こるのは何故なのか?について調べてみました。
偏頭痛の症状
典型的な偏頭痛の症状は、右か左の視野に揺れる水面のような光が見え、それがだんだん面積を広げていきます。20分もするとこの光は消え、今度は頭の横の部分がズキンズキンと痛み出します。
しばしば吐き気におそわれ、吐くこともあります。ときには音や光がひどく神経に触りそれを非常に辛く感じます。痛みの発作はだいたい、4時間から数日続きます。
偏頭痛の原因(メカニズム)
脳内物質のセロトニンが直接的な原因として関わっていると言われています。セロトニンの分泌に伴い、脳の血管が収縮や拡張をします。それにより血管の周囲に網目状に張り巡らされている三叉神経が刺激を受けて痛みが生じてしまうのです。
偏頭痛の原因(タイミング)
偏頭痛の発作は、下を向いたり階段の昇り降りなどのちょっとした日常の動作で起こることがあります。その他にも強いニオイや気圧の変化、食べ物などでも症状が出る人もいます。
ストレスがかかることで起こるといわれますが、むしろ休日などのホッとした時間に現れることもあります。女性ホルモンも関連しているため、男性よりも女性の方が多く、生理の日や排卵日に起こる人もいます。
偏頭痛を放っておくとどうなるか
慢性的に頭痛が起きる人の脳は、生まれつき敏感な性質を持っていると言われています。脳のセンサーが敏感になって、少しの刺激でも頭痛が起こりやすくなります。
そのままガマンしていると、頭痛以外に耳鳴りやめまい、抑うつ感、イライラなどが現れることがあります。このように脳の異常な興奮による様々な不快症状のことを、脳過敏症候群と言います。
偏頭痛が左右の後頭部に起こることは?
偏頭痛は、頭の片側で起きることが多いのですが両側に現れることもあります。人によっては、後頭部に起こることもあります。
しかしいつも決まったところが痛む場合や頭痛の症状がひどくなっていくようなときは、偏頭痛以外の可能性も考えられます。早めに頭痛外来や脳神経外科を受診して診断してもらいましょう。
まとめ
慢性的に頭痛が続いたり、頭痛以外の吐き気や耳鳴りなどの症状が現れる場合は、早めに治療することが大切です。
脳過敏性症候群になる前に、病院で診てもらうようにしてください。