寒くなってくるとインフルエンザが本格的に流行してくる季節になりますよね。目に見えないウイルスへの感染はどこでもらったか分からないままかかってしまうことも。初期症状は風邪と似ていることもあり、区別がつきにくいものです。
そこで病院に行って診断をくだしてもらうのですが、インフルエンザの検査ってどのような内容なのでしょうか。そこで、今回は、インフルエンザの検査の方法と検査が痛いのかについてお話したいと思います。
インフルエンザ検査の種類と方法
では、さっそくインフルエンザの検査方法をご紹介していきます。大きくわけて検査方法は2種類あります。
簡易キットによる検査
迅速検査法と言われ、紙でできた検査キットに、鼻の奥から採取した粘液を付け、インフルエンザウイルスが存在するかをチェックする方法です。検査には約15分ほどかかり、陽性の場合はもっと早めに分かることもあるといいます。
値段は保険適用の範囲なので、個々人が加盟する保険にもよりますが、1,500円前後です。こちらの検査のメリットとしては、人の目で判断できるという点とつらい症状のある時に長時間検査に時間を要さなくて済むという点です。
分析装置による検査
分析装置というフィルム写真の現像で培われた銀の増幅技術を用いた機械で、インフルエンザウイルスに金コロイドを付着させたものに、銀の微粒子を大量に付けることでインフルエンザウイルスをさらに目立たせて判別することができます。
こちらも簡易検査同様に鼻の奥の粘液を採取し、検査を行います。10分~15分と金額は2,000円前後と時間にも値段にも大差はありませんが、機械による判定のため的確に判断が可能なこと、インフルエンザに感染して初期段階でも判別可能なことがメリットです。
検査は痛い?
先に主な検査方法を2種類ご紹介しました。両者に共通しているのは、検査方法の鼻の粘膜から粘液を採取するという点です。これは長い綿棒のようなものを鼻の奥に向かってさしてとるのですが、この検査が痛いという方も少なくありません。
お子さんや痛みに敏感な方はとくに嫌がりますよね。そこで、この綿棒以外の方法はないものかと調べてみました。すると他にも方法がいくつかありました。
まず一つに、喉頭拭い液による検査です。鼻の奥ではなく喉の奥の方で粘液を採取するという方法で、痛みはありませんが、えづくような気持ち悪さはあるといいます。
次に鼻水による検査です。こちらがもっとも簡易的で痛みも気持ち悪さもなくて良いのですが、検査の精確性が劣ってしまうという点が難点です。
まとめ
インフルエンザ検査には大きくわけて2種類あることがわかりました。どちらの検査でも粘液は重要な判断材料ですので精確な診断のためには欠かせないようです。
医師は患者さんの症状などとあわせて複合的に診断するため、検査がなくてもインフルエンザと診断されることもあります。検査がどうしても嫌という方は医師に相談してみましょう。