インフルエンザと聞くと、11月頃から流行りだし1月~3月にピークを迎える寒い季節の感染症というイメージがあります。
しかし、このインフルエンザにはたくさんのウイルスの種類があり流行する時期などが異なります。そのため暖かくなりはじめる4月~5月にかけてもインフルエンザに感染する場合があります。
記憶に新しい2009年に流行した新型インフルエンザの出現にもあるように通年において発症する可能性があると考えておくべきなのかもしれません。
この、油断しがちな4月〜5月にインフルエンザが流行る原因や注意点などについて調べていきたいと思います。
4~5月にインフルエンザに感染する原因
4~5月というのは季節の変わり目で気候が安定せず、日中暖かくても朝晩はまだ寒かったりと身体が適応しづらい季節です。
そのため身体が必要以上にエネルギーを消費して体力が落ちたり、体をコントロールする自律神経のバランスが崩れて免疫力が低下したりするためインフルエンザに感染しやすい状況になってしまいます。
また、周囲でインフルエンザが流行る冬は手洗いやうがい、人込みではマスクをするなど予防に力をいれていると思います。しかし暖かくなってくると、その意識が薄れがちになり油断してしまうのも原因の一つですね。
また、この時期はGWという大型連休があり、人の動きが活発になります。それが感染経路が拡大する一因となっていると言えます。
冬の流行時期の前にインフルエンザの予防接種を受ける方も多いと思いますが、その免疫力は5か月ほどと言われています。4~5月はちょうどそのワクチンの抗体が弱まっていく時期であるという事も感染する要因になっています。
4月〜5月のインフルエンザの注意点
気候の良い季節にさしかかっても手洗い、うがいなどの感染症予防の基本的なところは継続するようにしましょう。
また人が多く集まるような場所に行くときにはマスクをして飛沫感染を防ぎましょう。マスクは乾燥しがちになる喉を保湿する効果も期待できますので予防には効果があります。
上にも挙げましたが、身体が弱っている季節ですので、バランスの良い食事を心がけ、睡眠不足になって疲れやストレスが溜まらないように気を付けて身体を労わってあげましょう。
まとめ
インフルエンザは冬だけでなく、1年を通して感染する可能性がある病気であるという認識を持つ必要がありますね。
暖かい季節になると、油断しがちになりますがインフルエンザ特有の疑わしい症状がある場合には感染を他に広げないためにも病院を受診するようにしましょう。
また、予防も肝心ですので冬と同等の注意をして、辛いインフルエンザから身体を守りましょう。