痛風は血液中の尿酸値が高くなる事が原因となり発症する病気です。早めに気づき治療を始める事が大事なことですが食習慣が大きく関わる生活習慣病ですので、普段の食事に気をつける事が予防や治療となります。痛風に良い食べ物と悪い食べ物を知り、健康的な食生活を心がけましょう。
目次
痛風に良い食べ物は?
アルカリ性食品
尿酸値が高い人は尿自体も酸性に傾いていますので尿をアルカリ化させるようにしましょう。尿が中性~アルカリ性になれば尿酸が溶け易くなり体外に排出されやすくなりますので結果、尿酸値が下がることになります。
アルカリ性食品には、ひじき・わかめ等の海藻類、ほうれん草・キャベツ・大根・ごぼう等の野菜類が含まれます。バナナやグレープフルーツ等の果物も積極的に摂りたい食品です。
ビタミンCを多く含む食品
ビタミンCは関節に蓄積した尿酸の排泄を促す働きをします。ただし、一度に大量に摂ると尿酸が腎臓に集まり「痛風発作」を起こす恐れがありますし、ビタミンCは水溶性ですので一度に摂取しても尿に溶け出してしまいます。
ビタミンCのサプリ等を大量に飲むというような事は避けましょう。パプリカ・ブロッコリー・キウイフルーツ・小松菜等の野菜・果物がビタミンCを取り入れるのに向いている食品です。
こまめな水分補給
水分を多く摂り尿の量を増やし、尿酸を身体の外へ排出する事で尿酸値の低下をはかれます。1日に2リットルを目安として水分補給をこころがけましょう。
ただし、アルコールは水分補給とはなりませんのでアルコール以外の飲み物で水分をこまめに補給しましょう。
悪い食べ物は?
プリン体を多く含む食品
痛風に悪い食べ物として代表的な物はやはり原因物質であるプリン体を多く含む食品です。レバー・干物・エビ・蟹・明太子・マグロ・うになどがあります。外食の時など食べ過ぎに気をつけましょう。
アルコール
アルコールには尿酸を増加させる働きがあります。過剰な摂取は痛風発作にもつながりますので摂り方には注意が必要です。
肥満の原因となる食品
肥満は痛風の原因となる尿酸値を上昇させます。脂肪を多く含む食品の摂りすぎに注意すると共に夜遅くの食事や間食の摂り方にも気をつける必要があります。
まとめ
痛風の原因は食事にあると言っても過言ではありません。激しい痛みがある痛風は辛いものです。健康なうちから普段の生活習慣や食事に注意すること意識して病気に罹るリスクを減らしていきたいものですね。