突然、腹部やみぞおちに痛みが生じる盲腸。虫垂炎という名前でも知られていますね。今回は、そんな盲腸で体のどの部位が痛み出すのかや痛みが治まるまでの時間について解説していきます。
盲腸について
盲腸には、急性のものと慢性のものの2種類が存在します。
急性の場合、何の前触れもなく、お腹が急に痛み出すので誰でも異常を感知できます。一方で慢性の場合、食べ過ぎなどで起きる腹痛と痛み方が似ているので、放置してしまいがちです。
ですが、放置したままにしておくと気づかぬ間に症状が悪化してしまうことがあります。ここでは、どのように盲腸の痛みとその他の腹痛を見分けたらいいのかを解説します。
痛みの場所について
- みぞおち周辺
- お腹全体
- お腹の右側のみ
- 胃 (食欲も減退します)
初期段階では、上記の部位が痛み出すことが多いようです。病状の経過に伴って、痛みは右下腹部へと移っていきます。
また、痛み方の特徴は、繰り返し繰り返し起こるものもあれば、翌日まで続き右下腹部を手で押すと激痛を感じるものもあります。ですので、この右下腹部の痛みに注目するのが良いでしょう。
痛み方の特徴
一時的に治ったように感じても、またすぐに痛みが再開することもあります。そして、痛みは徐々に増していきます。ただし、痛み方には個人差があるので、一般化はできません。
また、盲腸の場合、放っておくと危険な状態になることもあるので、ほんの小さな痛みであっても病院に行くことをおすすめします。
痛みが治まる時間
盲腸の痛みが治まるまでの時間には、個人差があります。また、一度治ったと思っても、また次の痛みがやってきます。
盲腸の予防法
盲腸の正確な原因は、未だにできないと言われています。ですが、生活習慣や食生活の乱れ、過労やストレスなどが原因なのではないかと言われています。
また、便秘が発端となって、盲腸を引き起こすケースも見られます。ですので、腸内環境を整えることも盲腸の予防法となります。
最後に
今回は、盲腸の痛みの場所と治まるまでの時間について解説してきました。結論としては、「みぞおちから下腹部にかけてが痛み、痛みは治まることはほとんどない」といった感じでしょうか。
合わせて紹介した予防法も参考にしながら、盲腸にかからないよう、規則正しい生活を心がけてくださいね。