突然の発作に襲われて、息苦しくなる気管支喘息。どのようなメカニズムで発症し、その原因にはどのようなものがあるのでしょうか。さて、今回は、気管支喘息の原因について見れいきたいと思います。
気管支喘息について
気管支喘息の主な症状は、ゼィゼィ・ヒューヒューといった呼吸音や咳などが挙げられます。また、気道粘膜が慢性的に炎症を起こしている状態全てを指しています。
重度な発作が起こった場合は、呼吸困難を引き起こし、最悪、死に至るケースもあります。特にに老年層でそのような状態になることが多いため、注意が必要です。
原因自体は不明
発作を誘発する原因については、いろいろと判明していますが、気管支喘息そのものの原因は解明されていません。
ただ、症状として、気道の粘膜が慢性的に炎症を引き起こしていること、その度合が個人によって差があることが分かっているだけです。
対処方法としては、炎症を抑えながら発作のリスクを軽減し、発作が起きた場合には即効性の薬で直ちに症状を鎮めるという方法が一般的です。
誘発原因一覧
喘息発作の誘発要因には次のようなものが挙げられます。
- 疲労やストレス
- 風邪
- ダニの死骸やホコリなどのハウスダスト
- タバコの煙
- 飲酒
- 運動
- 気圧変化
- 温度変化
などです。気管支喘息だと診断された場合、自分がどのようなアレルギーを持っているか、検査を行ない、これらを極力避けるような対策を取る必要があります。
アレルギー反応で喉の粘膜などが腫れ上がる症状が引き起こされることがあります。その結果、喘息の発作が重度なものになってしまうこともあります。
対処法
気管支喘息への対処法は大別して2種類あり、それらを同時に行なう形を取ります。
日常的に抗炎症薬を経口摂取し、発作が起きた場合には、気管支拡張剤などを使用して症状を緩和させる必要があります。
抗炎症薬を服用し続けると、炎症が軽くなっていき、その状態が一定期間認められると、使用する薬も軽いものとなっていきます。
しかし、喘息そのものが完治することはほとんど無いので、程度の差はあれど薬は常用することになります。
最後に
気管支喘息については原因不明であり、「何が発作の誘発原因となっているのか」をしっかりと把握しておく必要があります。
成人後になってからも発症することがあるので、いつ、どこで発症してしまうかは分かりません。しっかりと対処法を押さえておき、いざというときに備えておくことが重要といえるでしょう。