自律神経失調症になると自律神経のバランスが乱れて体にさまざまな不調が現れます。不眠やめまい、肩こりや消化不良など人によって症状はさまざまです。そんな自律神経失調症を少しでも改善するための方法について紹介していきたいと思います。
自分を知る
心身が不調に陥った場合はまず自分の状態を知ることが大切です。自分がどのような状態になっているか分からないと手の打ちようがありません。
周りに相談できる人がいれば客観的な意見を求めることもいいでしょう。自分では分かっているつもりでも実は意外と自分のことが分からないということはよくあることです。
診療内科を受診する
心身の不調があるのに原因が分からない場合は、プロに相談しましょう。病院に行くことに抵抗がある方でも自分の置かれてる状況を少しでも改善するために医者に意見を求めるのは悪くないことだと思います。
自律神経失調症になるような方はストレスを抱え込んでしまう方が多いため人に相談することが苦手な方もいますが、自律神経失調症を改善するためにはストレスを溜め込まないことが重要なので人に相談する練習だと思って心療内科を受診しましょう。
漢方を使う
東洋医学においても心身の不調を助けてくれる漢方はたくさんあります。西洋医学の薬などに比べて効果が現れるまでに時間がかかりますが、体の調子を整えたり、自己治癒力を高めることで心身の不調に対してアプローチをします。
規則正しい生活を心がける
自律神経の乱れは生活習慣の乱れが原因で起こることもあります。人は日光を浴びるだけでも体と心のバランスを整えてくれるセロトニンというホルモンが分泌されます。「早起きは三文の得」とはよく言ったもので健康的な生活を心がけることによるメリットはたくさんあります。
適度な運動を行う
運動を行うこともストレス発散になります。最近ではジムに通って運動を行う方が増えてきましたが、これもストレス社会においてそれだけストレスを溜めている人が多いということではないでしょうか。運動はランニングでも散歩でも、時間がない方はストレッチを行うだけでも体の緊張をほぐしてくれるので効果的です。
大声を出す
大声を出すことで横隔膜が刺激され、交感神経と副交感神経の動きがスムーズになるといわれています。カラオケに行って大声で歌うことでストレスの発散にもなります。最近では、ひとりで行けるカラオケも増えているので、思いっきり声を出して歌うこともいいかもしれません。
日記を書く
ストレスを軽減させるには自分の気持ちや思っていることを溜め込まないようにすることが重要です。その日あったことや感じたことを文章にして吐き出すことでストレスが軽減されます。また見返すことで自分自身を客観的に見るきっかけにもなります。
まとめ
自律神経失調症は人によって症状や原因はさまざまですが、多くはストレスが原因にあるといわれています。自分では気づかないような小さなストレスが蓄積することで自律神経が乱れてしまうこともあります。とくに現代のようなストレスの多い社会ではストレスと上手く付き合っていく必要があります。