花粉症や鼻炎の人だけでなく、風邪のひき始めや健康な人でさえも起こりうる鼻づまり。ここでは、鼻づまりを解消するためにおすすめ方法を筆者の体験談も交えながらお話しさせていただきます。
鼻づまりの原因は?
まず「なぜ鼻づまりが起こってしまうのか」ですが、これは人間の防衛本能とも呼ぶべき自律神経の働きによるものが大部分です。
鼻の奥の粘膜には毛細血管が巡らされており、この血管に血が溜まり腫れ上がると気道を塞いでしまいます。これが鼻づまりの正体です。では、なぜ粘膜が腫れ上がってしまうのでしょうか。
ここでは対処法を主に紹介させていただく都合上ざっくりとした説明のみとさせていただきます。
鼻づまりには、大きく分けて、
- 異物が鼻の中に入ってきたことにより、体外に鼻水で流し出そうとする為
- 冷たい外気を体内に入れないようにする為
という2つの原因があります。
おすすめの鼻づまり解消法は?
以上の点を踏まえて実践していただきたい解消法は以下の7つです。筆者の経験上の手軽さと効果の満足度で上から紹介していきます。
- 息を止めて頭を上下させる
- ホットタオルで鼻を温める
- 軽い上半身運動をする
- ミントガムを噛む
- ペットボトルを脇に挟む
- 鼻うがいをする
- 葛根湯(葛根湯加川キュウ辛夷)を飲む
それでは、1つずつ詳しく見ていくことにしましょう。
息を止めて頭を上下させる
まず、「息を止めて頭を上下させる」ですが、これが手軽かつ最も効果的な方法だと思います。
- 大きく息を吸い込む
- ゆっくりと息を吐きだす(この時、体中の息という息を全て吐き出すのがポイントです)
- 全て吐き出したら鼻を指でつまむ
- そのまま頭を上下にゆっくり動かす(2秒ずつかけて天井とへそを交互に見るように)
- 限界まで息を止めたところで一気に鼻から息を吸い込む(このとき鼻で息をしていることを意識しましょう)
これで鼻の詰まりは多少なりとも改善されたのではないでしょうか。1回試して効果がない場合は、2回3回と行うようんしましょう。これなら外出先での急な鼻づまりにも対応できるはずです。
この方法に問題点があるとすれば、花粉症の人だと屋外でしてしまうと花粉を吸い込んでしまい、症状が悪化する可能性があるので空気の綺麗な屋内で行いましょう。
また、試しても鼻づまりがまったく改善されない人は別の原因で詰まっていると思われます。先ほど挙げたもう1つの原因である寒さが関係しているからです。
冬になると鼻づまりになる人は多くいらっしゃるかと思いますが、寒さと鼻づまりにももちろん関係はあります。
体は体温を下げないよう冷たい外気を体に取り込まないようにするため本能的に鼻の毛細血管を拡張して気道を塞ごうとします。そうなると次なる解消法は自然に浮かんでくることでしょう。
ホットタオルで鼻を温める
そこで2番目の「ホットタオルで鼻を温める」です。
- 濡らしたタオルを電子レンジで温める(お湯を使ってタオルを温めてもよいです)
- 鼻にあてて温まったのを意識しながら確認したら優しく片方ずつ鼻をかむ(鼻水を流し出すようにかむのがポイントです)
これで寒い時期の鼻づまりにも対処できますね。ただし、体が冷え切った状態での効果は非常に薄いので、お風呂上りや部屋にいて体がある程度温まっているときに行うのをオススメします。
軽い上半身運動をする
3つ目になりますが「軽い上半身運動をする」ですが、具体的にはなにをすればいいのかというと、腕立て伏せや首の捻転やストレッチ程度のものです。血流を促進し、体温も上がるので気が付くと鼻づまりが収まっています。
上記の3つでダメなら、4〜7番の方法を!
この3つの方法でも効果がイマイチという方は4〜7番の方法を試されると効果が期待できますが、筆者の場合はあまり効果が得られませんでした。
特に鼻うがいは市販の鼻洗浄剤を購入して実践していました。効果はあったのですがお金がかかり続けるのが辛かったです。(市販のものは割と高価ですし、自分で生理食塩水を作ってみましたが食塩の分量を間違えると鼻がツンとして大変でした)
まとめ
ここまでが鼻づまりの解消法になりますが、大事なことは自律神経が関わっているので、一旦は解消出来たとしても根本的な部分での解決とはいえません。
交感神経と副交感神経のバランスがとれている状態ならば鼻づまりは起こりにくいといわれています。つまり極度の緊張状態であったり、逆にリラックスしきっている状態だと少し運動をしてみようという意思も起こらなくなってしまいます。
ですから、解消法を試す際も鼻に意識を集中させて行うことで効果は全く変わったものになってきます。
自分の意思次第で鼻づまりが解消出来ることが今回のことでおわかりいただけたのではないでしょうか。ぜひとも実践して効果を感じてみてください。アナタが鼻づまりで悩む日々と別れを告げられる日を心待ちにしています。