耳鳴りは実際には鳴っていない音が耳の中で聞こえるとても不快な症状です。聞こえ方や原因なども様々ですが片方どちらかの耳に症状があるという場合があります。
なぜ片方だけなのか、左右どちらかに起こることで原因や病気の可能性などに違いがあるかなど気になる点を見ていきましょう。
違いはあるのか?
耳鳴りの音には種類があり高音のもの低音で聞こえるものと様々です。耳鳴りは片方の耳にだけ起こる事が多く、両側で起こっている時でも左右で音の種類や大きさが違っています。
右耳から耳鳴りがする原因は?
右耳だけに違和感や不快な音があると感じている場合、まず考えられるのは片方に対して極端な使い方をしている事が原因となっていることがあります。
つまり左右のバランスが崩れ、右耳の聞こうとする機能が働きすぎて本来なら聞こえない音まで拾うようになり耳鳴りの症状となってあらわれます。
このような症状はある日突然おこるのですが、長年の自分の癖によるところがあるため、それを「第三者の目(専門医)」で確かめて原因をはっきりさせておく方が良いと思われます。
左耳からする場合の原因は?
左耳だけから耳鳴りがするといった場合は、幾つかの病気が原因である可能性が考えられます。
老人性難聴
人は歳を取ることで身体の各器官の機能が衰えます。その一つとして老人性難聴があり、比較的高音の耳鳴りが左側におこります。
自律神経失調症
ストレスなどが原因で自律神経のバランスが崩れ、身体に様々な症状が起きるのですが、左側の耳に耳鳴りがするという症状があります。
腫瘍
左側に耳鳴りの症状がある場合、耳に関連する神経やその周辺に腫瘍ができているという事が考えられます。
腫瘍ができている場所や大きさ他の器官への影響の有無など懸念される事が多いので早めの対処が重要です。最初の受診は耳鼻科となりますが、腫瘍の状態によっては脳外科の対応となる事もあります。
まとめ
耳鳴りは比較的身近な症状であるのですが、何故、何が原因でといった詳しい事がはっきりを分かっていません。耳鳴りは聞こえている本人にとっては辛い症状であるものの、しだいに治まる事も多くまた多くのばあい直ぐに命に関わるような危険性が少ないため放置している方も多いようです。
しかし、上記で紹介したように中には専門医の診断と治療が必要な状態である事も考えられます。何かしらの心当たりがある場合には早めに病院での診察を受けるようにすると良いでしょう。