眠れない時はもちろん、今不眠症や睡眠障害で苦しんでる方も、誰でも自宅でお金をかけず簡単に出来るツボマッサージや呼吸法です。毎日続けて快眠を手に入れましょう!今回は、そんな眠れないときの対処法におすすめのツボと呼吸法についてまとめます。
おすすめのツボ一覧
安眠(あんみん)
耳の後ろに下に向かって尖っている固い骨がありますが、その尖った先端から指1本分下辺りにあります。安眠は不眠症はもちろん寝不足と感じる時や気持ちが高ぶっている時(興奮時)、疲れすぎて眠れない時にも効果があります。
リラックス効果があり、自律神経を整えてくれるツボです。1~2分ほど左右同時に3本の指で擦ってみたり、親指で押し揉みしてください。
このツボが固く凝っている時は自覚がなくても身体が睡眠を求めていることもありますので、普段からチェックしてみるといいでしょう。
百会(ひゃくえ)
鼻と左右の耳の延長線が頭のてっぺんで交わるところにあるツボで「万能のツボ」とも言われ、自律神経を整えてくれるツボです。
両手の指2本ずつくらいで指の腹を使い、力を入れすぎずに気持ちいいと思う強さで、息を吸いながら押し息を吐きながら離すを数回繰り返します。
心包区(しんほうく)
手のひらの真ん中にあります。軽く手を握った時に中指の先が当たる辺りです。緊張やストレスなどで高ぶった神経を鎮めてくれるツボです。
自律神経の乱れを整えるツボでもあります。反対の手の親指を使って押し揉みします。気持ちがいいと感じる範囲なら少し強めに押しても大丈夫です。
湧泉(ゆうせん)
足裏の土踏まずの中央から少し上にあります。足の指を曲げた時に少し凹む部分です。足裏のツボでは最も有名なツボで、百会同様万能のツボです。血行を良くし疲労回復や内臓機能を向上させるツボと言われています。
両手の親指で少し強めにゆっくり押し揉みします。ゆっくり5秒押し込んで、5秒かけてゆっくり離すを10回ほど繰り返します。時間が無い時などはゴルフボールくらいの硬い物を踏んで刺激を与えても効果があります。
失眠(しつみん)
足裏のかかとの中央にあります。字の通り眠りを失った時に効くツボと言われています。かかとは固く感覚も鈍いので、手を握って指の第二関節の尖った部分で強めに押し揉みします。
左右20回ずつくらい繰り返します。押してもあまり刺激を感じない場合は、お灸やカイロなどを使って温める方法もあります。
おすすめの呼吸法一覧
【4・7・8呼吸法】
まず背筋を伸ばして座り(布団に寝転んででも構いません)、口から全ての息を吐き出します。その際舌を上の前歯の裏側に当てます。吐き出す空気に抵抗を加える感じです。
次に4秒数えながら鼻で息を吸います。そのまま息を止め7秒数えます。息を止める時は力まず下腹の力を抜くような感じを意識します。最後に8秒かけて口からフーッと息を吐き出します。この時も舌は前歯の裏側に当てます。これを4回繰り返します。
深く吸い込んだ息を止めることでたくさんの酸素を血液に送り込めるので、血中酸素濃度が上昇します。それにより心拍数が下がり、穏やかな鎮静効果をもたらします。
人によっては血中酸素濃度の上昇で頭がくらくらします。それが心地よいリラックスへと導いて眠りを誘います。浅い呼吸(胸式呼吸)は、交感神経を刺激し、深い呼吸(腹式呼吸)は副交感神経を刺激すると言われています。
この効果を利用して、副交感神経を優位にし気持ちをリラックスさせ眠りへ導きます。眠る前に限らず、緊張している時やイライラする時などに行うと気持ちを落ち着けてくれます。
まとめ
ツボも呼吸法も全て自律神経へ働きかけるものばかりだと気付いてもらえるかと思います。人間の活動になくてはならない自律神経ですが、ストレス社会でリズムが崩れがちです。
それをうまくコントロールし、上手に切り替えてあげることで自然な眠りや、人間の本来の生活スタイルへと戻していくことが可能です。
ほんの少し意識するだけで誰でも簡単に出来るので、ぜひ取り入れていって欲しいと思います。