ふと首の後ろを触った時に、ニキビやできものがあることに気づくことがありますよね。それらは時に、芯を持っていたり、触ると痛かったりします。特に悪いものではなくても気になってしまいますよね。ここでは、そんな首の後ろのニキビやできものの原因と治し方についてまとめていきます。
原因は?
本来、ニキビは皮脂分泌が盛んな部分に出来やすいです。そのため、思春期の皮脂分泌が特に盛んな時期にひたいや鼻や頬などによくできるのです。
では、なぜ大人になっても首の後ろにニキビなどができるのでしょうか?それは、ワイシャツなどの襟元の皮脂汚れからもわかるように、意外にも首は皮脂分泌がさかんなためです。
首の前も皮脂分泌していますが、洗顔の時についでに洗ったりして皮脂汚れが残ることはあまりありません。また、髪型によっては、首の後ろはいつも髪が触れていて汚れや皮脂が蓄積しやすい状態です。
そして、寝ている時も首の後ろは枕などの寝具に接していることが多いため、なにかと物理的な摩擦も多い場所なのです。寝ている時は汗もかきますので、皮脂分泌もさかんです。
このようなことから、首の後ろはニキビやできものが出来やすい環境にあります。特に夏の汗をかきやすい時期はニキビやできものが出来やすいで注意が必要です。
治し方は?
まずは、あまり触らないことです。物理的な接触も避けるようにします。髪が当たる場合は結んだり、襟元の開いた洋服を着るなどしましょう。洋服の形の選択が難しい場合は、綿素材のものに変えてみるなどしてみましょう。
また、お風呂に入る際の洗う順番も気をつけましょう。最後に頭を洗うと、どうしてもシャンプーやトリートメントの流し残しが首元についてしまい、余計に悪化してしまいます。
頭を先に洗い、最後に身体を洗い、よく流して上がるようにしましょう。そして、寝具類は汗をかいて汚れやすいため、こまめに取り替えるようにしましょう。
最後にお手入れ方法についてですが、ニキビやできものは皮脂分泌がさかんなところに出来やすいとお話しましたが、お手入れは保湿に気をつけます。
お風呂上がりなどは、水分をよく拭き取り、保湿クリームなどを塗りましょう。乾燥すると皮脂がさらに分泌されるため、保湿が要となります。
これらの対処法は、予防法にもなるため、日頃から気をつけていると良いと思います。
まとめ
首の後ろのニキビやできものは、皮脂分泌と汚れが主な原因ということがお分かりいただけたと思います。顔にできるニキビとの違いは、汚れがつきやすかったり、残りやすかったりする、物理的な刺激も要因という点です。ですので、清潔に気をつけて乾燥対策をするようにしましょう。