歯茎が痒いと思ったら、まさか歯茎からできものができてる!これって口内炎?別の病気?疑問に思う方もいらっしゃるかと思いますが、実は歯茎にも口内炎はできるのです。ここでは、歯茎のできものがかゆい原因や治し方について見ていきます。
歯茎のできものについて
歯茎において最もできやすい部分は下の歯の裏側、もしくは歯茎の歯肉が厚めの部分です。そこになにかできものの様な白く、しかし中央がへこんだものが出来てしまう事があります。
これは「アフタ性口内炎」といわれるものです。塩分で痛みを感じるという特徴があります。一方「ウィルス性口内炎」も歯茎にできる口内炎の一種で、水ぶくれのような晴れ方をします。
気をつけたいのが、「手足口病や歯周病に感染している可能性も少ないとは言え、ありえる」ということです。
特に異常な高熱が出る、痛みを感じないが何度も同じ場所にできものができるといった場合は「フィステル(内歯瘻)」の可能性もあります。
原因
口内炎ができる原因は確定できないものも多いので、一概には言えませんが、生活環境が原因となっていることが多いようです。
たとえばストレスの溜まる時期、仕事が忙しいとき時期に口内炎で悩む人は多いそうです。女性だと妊娠やPMSの症状の一貫として発症する場合もあります。
また栄養面の不調も口内炎の発症に大きく関わっています。特にビタミンなどを意識的にとっておらず、ジャンクフードばかり食べている人は口内炎ができやすいという統計もあります。
さらに、口の中が乾燥しやすい、口呼吸が主体の人は総じて口内炎になりやすいため注意が必要です。
他にもフィステルの場合は、歯が根本で割れていたり、神経が死滅していることが原因となることが多いようです。特に歯の内部破損は前々に自覚症状がある方もいるかもしれません。
「心当たりがないけど、ガリッと歯が割れた音がした」という場合には、早い段階で治療を受けるようにしてください。
治し方
口内炎は歯科や内科で診察を受けると、薬を処方されるだけの場合が多いので、それで対応しましょう。抗生剤や鎮静剤の飲むのも効果があります。そして原因となる要因を改善する必要があります。
たとえば雑菌。口内炎を発生させない意味合いからも歯磨き、うがいはしっかり行う事が大切です。また過労を避けること、ビタミンやクエン酸を積極的に摂取することも改善につながります。
下手につぶすと割れ膿がでるだけでなく傷口ができてしまうため、症状が悪化してしまうことが多いです。なので、気になっても絶対に舌でいじらないようにすることが大事です。
フィステルの場合は歯科診療で適切な処方を受けるしかありません。放置をしてしまうとほかの歯の神経にも悪影響を及ぼす可能性があるため、「口内炎じゃないな」と思ったらフィステルを疑いましょう。
まとめ
歯茎のできものは、アフタ性口内炎やウイルス性口内炎などの口内炎であることがほとんどですが、稀にフィステルになっている可能性があります。「自分では判断できないな」と内科や歯科で相談するようにしてください。