空気が乾燥する秋から冬にかけては喉を痛めやすい時期ですよね。鼻が詰まって口呼吸したら翌日喉が痛くてつらい、なんてこともあります。私の子どもは小学生の時合唱部に所属していたので、なおさら喉を酷使していました。
大会近くになると1日5時間も歌わなければならず、喉が腫れることがしょっちゅうありました。その私の子どもが喉を痛めたときに実践していた対処法をお教えします。
うがいをして首を温める
喉の痛みを感じたら、まずはうがいをします。必ずはじめに水を口に含み、口をゆすぎます。そして、口内の菌を出してから普通のうがいをします。うがい薬を使うのもおすすめです。
次にマフラーやネックウォーマーをして首を温めます。冷たい空気を吸うと喉が乾燥する、ということはよく言われていますよね。首を温めて喉の乾燥を防ぐことが大切です。
はちみつ入りの生姜湯を飲む
はちみつは痛めた喉を潤すのに適しています。はちみつ入りののど飴もよく見かけますが、おすすめは生姜湯に入れることです。生姜は身体を温めるだけでなく殺菌作用もあるので、喉に付いた菌やウイルスを退治するのに役立ちます。
すりおろした生姜をスプーン2杯ほどコップに入れお湯を注ぎます。そこにお好みの量のはちみつを入れてください。一口一口ゆっくり飲んで喉を潤します。
喉の湿度を保つ
喉の湿度を保つためにまずマスクをします。ポイントは口だけでなく鼻まできちんと覆うことです。これは乾燥した空気を体内に入れないためです。風邪で喉を痛めている場合、ウイルスを周りに拡散させないという意味でもマスクをしましょう。
次に部屋の湿度を上げます。加湿器を置くことも一つの手ですが、濡れたバスタオルや洗濯物を干すだけでも十分に効果があります。もっと手軽なのは水を入れた霧吹きを使って1〜2時間ごとに部屋の空気を湿らせることです。
暖房を使うと空気一面が乾燥しますので、しっかりと乾燥対策をしましょう。また、喉の湿度を保つために、お風呂に入ることもおすすめです。シャワーを浴びるだけでは身体が温まらないので、必ず10分ほど湯船につかり汗を出しましょう。
まとめ
ここで紹介した方法はどれも基本的で簡単なことばかりですが、意外と効果があります。大切なのは「喉の乾燥を防ぎ湿度を保つこと」と「喉に付いた菌を体内に入れないこと」の2つです。
よく「寝れば治る」と言って喉の痛みを放置してしまう人もいますが、喉から風邪を引いてしまうこともあるため、私はお勧めしません。また、あまりにも痛みが強い場合や痛みが長引く場合は早めに医療機関にかかることをお勧めします。