旅行に出かける時に車やバス、鉄道路線など利用する方が多いかと思います。乗り物に酔ってしまうと楽しい旅行も乗り物酔いが原因で憂鬱になってしまうことがあります。
乗り物酔いには薬を使用して症状を緩和することができますが、乗り物酔いの薬には症状や年齢に合わせた様々な種類があります。今回は、そんな乗り物酔いの症状におすすめのトラベルミンファミリーの効果や副作用について解説します。
効果
トラベルミンファミリーは、2つの有効成分を配合した乗り物酔いを防止する薬剤で、主に乗物酔いによるめまいや吐き気・、頭痛の予防や症状を緩和するお薬です。
有効成分の塩酸メクリジンは自律神経に働きかけながら、吐き気の原因となる神経中枢に働きかけ吐き気などの症状を緩和します。スコポラミン臭化水素酸塩水和物は抗コリン作用で乗り物によって起こる自立神経の乱れを和らげ、感覚の混乱を緩和してくれます。
5歳以上から服用可能で、説明書に記載されてある年齢に合わせた1回量を1日2回まで服用することが可能です。使用方法としては、1回服用したら4時間以上間隔をあけて次の服用をします。
乗車船30分前に口の中で溶かして服用することで乗り物酔いを防ぐことができます。速崩タイプで口の中で自然に溶けるため水なしで服用でき、乗り物の移動中に具合が悪くなった時にすぐに服用できます。
副作用
乗り物酔いの薬でも多少の副作用があるので注意が必要です。主な副作用として、皮膚の発赤や発疹、痒みの他、頭痛、排尿困難、顔のほてり、異常なまぶしさなどの症状が見られることがあります。
特に口の乾き、便秘、眠気、目のかすみなど症状が強い場合は服用を中止して医師や薬剤師に相談するようにして下さい。また、緑内障、心臓病と診断されている方は医師の指示に従い服用します。
さらに、排尿困難や薬剤でアレルギー症状を起こしたことがある方は医師や薬剤師に相談して服用するようにして下さい。他の乗り物酔いと比較して重篤な副作用を起こすことは稀ですが、服用後に体調不良がある場合は医師や薬剤師に相談しましょう。
トラベルミンファミリーを内服しているときは解熱鎮痛薬、鼻炎用内服薬やアレルギー剤など抗ヒスタミン成分を含む薬剤は内服しないようにします。
成分の併用により副作用に繋がる恐れがあります。高齢者の方や妊娠中、妊娠の可能性がある時は医師や薬剤師に相談してから内服しましょう。
まとめ
トラベルミンファミリーは乗り物酔いを防止する薬剤です。口の中ですぐに溶ける製法で水なしで服用できるので場所を選ばず、すぐに服用することができます。
乗り物酔いを防止するには薬剤が便利ですが、前日はたっぷりの睡眠で体調を整えたり、移動の乗り物の中では楽しい雰囲気で過ごすことが大切です。