ストレスや疲労が原因で耳鳴りが起こることがありますが、病気が原因で耳鳴りが起こる場合もあります。
耳鳴りは不快な症状で常に気になってしまい、ストレスから自律神経が乱れ症状が悪化したり、体調が悪くなるなど悪循環を繰り返すことがあります。
このような耳鳴りの症状を薬で改善することができます。ここでは、そんな耳鳴りの症状におすすめのストミンAの効果や副作用について解説します。
効果
ストミンAは、ニコチン酸アミドとパパベリン塩酸塩を有効成分とする耳鳴緩和剤の薬剤です。主に内耳や中枢障害による耳鳴に効果があります。
有効成分のニコチン酸アミドとパパベリン塩酸塩は耳の神経や細胞に働きかけ、血管を広げて血流を改善してくれるため耳鳴りの緩和に役立ちます。
年齢や症状により内服用量は異なりますが、成人の場合、1回2錠を1日3回食後に経口投与します。ストミンAを内服することで耳鳴りの不快な症状が軽減するでしょう。
耳鳴りには治療をすれば治る病気もあるので、耳の聞こえを調べる聴力検査を行ったり、MRIやレントゲンを用いて脳内にある聴神経などに病気がないか調べる検査を受けるようにしましょう。
検査を受けて耳鳴りの原因が分かればストレスも軽減して症状の緩和に役立つことがあります。内服療法と合わせて定期的に検査を受けるようにすると安心です。
副作用
副作用は少なめのお薬ですが、どのような薬でも注意事項を守らない場合、副作用に繋がります。
主な副作用は、発疹やめまい、眠気、頭痛、便秘、口の渇きや食欲不振、胸やけ、顔面紅潮、発汗、心悸亢進、血圧上昇、アレルギー性肝障害などです。この様な症状が見られたら内服を中止して医師や薬剤師に相談するようにして下さい。
ストミンAはを内服する場合、緑内障と診断されている方は症状が悪化したり、また房室ブロックのある方は発作性の頻脈を起こす恐れがあるため医師の指示に従い内服するようにして下さい。
その他、生理機能が低下している高齢者などでは少量ずつから始めたり、薬剤の量を減量するなど慎重に内服するようにしましょう。長期間内服する場合は肝機能の値など定期的に検査することをお勧めします。
ストミンAに配合されている成分や薬剤アレルギーのある方は医師や薬剤師に相談してから内服するようにして下さい。持病があり他に薬を内服している方は併用薬があることを医師に伝えておきましょう。
まとめ
耳鳴りは不快な症状のためストレスの原因となります。また、重大な病気が原因で耳鳴りが起きていることもあるので、きちんと検査を受けるようにしましょう。
耳鳴りの症状が悪化させない為にも適度な運動や趣味を楽しむ、栄養バランスの良い食事やたっぷりの睡眠で身体の調子を整えることも大切です。