コンタクトレンズを装着したり、紫外線を浴びたり、目は様々な外的刺激が加わります。
目が疲れたり、目がかすんだりするときはパソコンなどの作業を中断して遠くを眺めたり、目を閉じるなど休憩することが大切ですが、このような方法で症状が改善しないときは目薬を使用するのも効果的です。
目薬の中にはビタミンなど目に必要な栄養素が含まれ、不快な目の症状を緩和してくれるものがあります。今回は、そんな目の症状におすすめのロートクール40αの効果や副作用について解説します。
効果
ロートクール40αは、ビタミンなどの栄養素などを配合した目薬です。
効果のある症状としては、
- 目のかすみ(目やにの多いときなど)
- 目の疲れ
- 結膜充血
- 眼病予防(水泳の後やほこりや汗が目に入ったときなど)
- 眼瞼炎(まぶたのただれ)
- 目のかゆみ
- 紫外線などによる眼炎(雪目など)
- ハードコンタクトレンズ装着時の不快感
などが挙げられます。
酢酸d-α-トコフェロールは天然型のビタミンEで、血行を促進しながら目に栄養を補い疲れ目を解消してくれます。ビタミンB6には新陳代謝を活発にする作用があり、栄養を補給して疲れ目の症状を緩和します。
コンドロイチン硫酸エステルナトリウムは涙液成分のひとつで、角膜の表面を保護してドライアイなどによる疲れ目に効果を発揮します。
L-アスパラギン酸カリウムは目の細胞に働きかけ、疲れた目を癒してくれ、ネオスチグミンメチル硫酸塩は目のピントを合わせるなど目の調節神経に働きかけ、疲れ目に効果があります。
クロルフェニラミンマレイン酸塩は抗ヒスタミン作用で充血や痒みなど目の不快な症状を和らげてくれます。このように6つの有効成分が目の細胞や神経に働きかけ疲れ目を緩和してくれます。
メントールやユーカリ油なども配合し、スーッとしたさし心地の目薬です。1回2~3滴を1日5~6回点眼することで疲れ目や目の違和感など症状が緩和するでしょう。
副作用
目薬は副作用が少ないですが、注意事項を守って使用するようにしましょう。主な副作用には、皮膚の発赤や発疹、痒み、目の充血や痒み、腫れ、しみて痛く感じるなどがあります。
使用中にこの様な症状が現れたら使用を中止して医師や薬剤師に相談するようにして下さい。また、清涼感成分のメントールやユーカリ油を配合しているため人によっては目に刺激感を感じることがあります。
緑内障と診断された方や眼科医による目の治療中の方は医師の指示に従い使用するようにして下さい。薬剤アレルギーや目に激しい痛みがある方は医師や薬剤師に相談してから使用するようにしましょう。
目のかすみが改善されない時や2週間使用しても症状が緩和されない時は医師の治療を受けるか、薬剤師などに相談するようにして下さい。
薬液内の汚染を防ぐため、目薬をさす際に容器の先が目や瞼、まつ毛などに触れないように点眼しましょう。ソフトコンタクトレンズを装着したまま点眼しないようにして下さい。
まとめ
コンタクトレンズによるドライアイや疲れ目などから症状が悪化してしまうことがあります。パソコンを使用する方は適度に休憩しながら目を休ませるようにしましょう。
また、紫外線による影響やプールなど細菌感染から目を守るため水泳後やスキーの後はロートクール40αを点眼するのも効果的です。