ストレスや極度の疲労などから神経が興奮して寝つきが悪くなったり眠りが浅くなることがあります。就寝前に温めのお湯に入浴したりアロマでリラックスしても効果が得られないと睡眠不足を引き起こしてしまいます。
睡眠不足は自律神経を乱し、更に症状が悪化し体調不良を起こすことがあります。このような時は薬を利用して眠るのも1つの方法です。今回は、そんな睡眠に関する問題におすすめのグ・スリーPの効果や副作用について解説します。
効果
グ・スリーPは、ジフェンヒドラミン塩酸塩を主成分とする睡眠改善のお薬で、寝つきが悪い、眠りが浅いなど一時的な不眠の症状を改善してくれます。
有効成分に含まれるフェンヒドラミン塩酸塩はヒスタミンの働きを抑制することによって眠気を誘います。
1回1錠で睡眠を改善する薬で、就寝前に内服することで、寝つきが悪い・眠りが浅いなどの症状が緩和するでしょう。ストレスなどで寝つきが悪い時に内服すると自然な眠りに導いてくれます。
副作用
副作用は少なめですが、だるさや頭重感など感じることがあります。主な副作用は、皮膚の発赤や発疹、痒みの他、胃痛、吐き気、嘔吐、食欲不振、下痢などが見られます。
その他、口渇や頭痛、めまい、倦怠感、起床時の頭重感、昼間の眠気、気分不快、注意力や判断力の低下、排尿困難、動悸といった症状が現れることがあります。
このような症状が見られたら内服を中止して医師や薬剤師に相談するようにして下さい。高齢者では神経が興奮したり、眠気が強いなど症状が強く出ることがありますので、慎重に内服するようにします。
緑内障、前立腺肥大と診断されている方や排尿困難のある方は医師の指示に従い内服するようにして下さい。また、不眠症と診断を受けて治療中の方や日常的に不眠の方は内服しないようにします。
グ・スリーPと併用して催眠鎮痛薬や風邪薬、アレルギー用の薬、抗ヒスタミン剤を含む薬を内服すると副作用に繋がるので併用は避けましょう。
翌日まで眠気が残ったり、だるさが続くことがありますので、このような症状が消失するまで自動車の運転や機械操作は控えるようにして下さい。
妊娠中や妊娠の可能性のある方、授乳中の方は内服を避けるようにします。寝つきが悪い時や眠りが浅い時にだけ使用し、長期間にわたり内服しないようにして下さい。
まとめ
ストレスや自律神経が乱れたりすると眠りが浅くなったり、寝つきが悪くなる原因になります。適度な運動や散歩は程よく疲れて心地よい眠りに導いてくれることがあります。
また、好きな趣味を楽しんだり、旅行に出かけるなどストレスを解消することも大切です。グ・スリーPで症状が改善しないときは心療内科などを受診してカウンセリングを受けるのも効果があります。