白癬菌に感染すると強い痒みを伴い改善するまでに時間がかかります。水虫などの白癬菌は通気性の悪い湿った箇所に繁殖するためバスマットや長時間靴を履き続けた時など感染しやすくなります。
通気性を良くしたり乾燥させることで症状の悪化を防ぐことができますが、感染してしまった水虫には抗菌剤などのクリームが効果的です。
今回は、おすすめのクリームの中からエクセルダームクリームの効果や副作用について解説します。
効果
エクセルダームクリームはスルコナゾール硝酸塩を有効成分とする抗真菌剤のクリームです。
効果のある症状としては、
- 足白癬(水虫)
- 股部白癬(いんきん)
- 体部白癬(ぜにたむし)
- 間擦疹
- 乳児寄生菌性紅斑
- 指間びらん症
- 爪囲炎のカンジダ症
- 癜風(でんぷう)
などが挙げられます。
スルコナゾール硝酸塩は真菌細胞の細胞膜機能に作用して真菌の発育を阻止する働きがあり、真菌を殺菌的に死滅させます。また、酵母様真菌や皮膚糸状菌、子のう菌等、広範囲の真菌にも殺菌的に働きかけます。
1日2回~3回適量を患部に塗布することで症状が緩和するでしょう。塗布する際は患部のみだけではなく、広範囲に塗ることで効果が得られやすくなります。
副作用
塗り薬は副作用が少ないですが、人によって副作用の症状が出ることがあるので注意しましょう。
主な副作用には、皮膚の掻痒感や刺激感、熱感、接触皮膚炎、発赤などがあります。そのほか、皮膚の腫れや乾燥、浸軟、丘疹などが見られることがあるので注意しましょう。
このような副作用の症状が現れた時は使用を中止して医師や薬剤師に相談するようにします。
エクセルダームクリームの使用によってかぶれや痒み、赤みなどの症状が酷くなる場合には医師や薬剤師に相談するようにして下さい。著しい亀裂やびらんがある時は医師の指示に従い使用するようにします。
また眼科用として結膜や角膜に使用すると副作用に繋がりますので、皮膚以外の部分に使用するのは避けるようにしましょう。誤って目に入った場合は水やぬるま湯で洗い流し、症状が悪化するような時は眼科を受診するようにします。
妊娠中や妊娠の可能性のある方、授乳中の方は医師や薬剤師に相談してから使用するようにして下さい。エクセルダームクリームを2週間〜3週間使用しても症状が改善しないときは医師や薬剤師に相談するようにしましょう。
使用用量を守らず、大量に塗ると皮膚が乾燥したり、かぶれを起こすなど副作用に繋がるので用法・用量を守るようにしましょう。
まとめ
白癬菌に感染したら根気よく治療を続けることが大切です。患部を良く洗浄し清潔に保ち、乾燥させるようにしましょう。また、他の人に感染させないためにもスリッパの共有を避けたり、バスマットを洗濯して清潔にしましょう。