風邪を予防するには規則正しい生活や栄養バランスの良い食事など日常生活の心がけが大切です。また手洗いやうがいなど効果がありますが、風邪をひいたときは早めに風邪薬を飲むことで回復を早めることが可能です。今回は、そんな風邪の症状におすすめのベンザエースAの効果や副作用について解説します。
効果
ベンザエースAは、7つの有効成分を配合した総合風邪薬です。主に喉の痛み、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、悪寒、発熱、頭痛、咳、痰、関節の痛み、筋肉の痛みなど風邪症状に効果があります。
アセトアミノフェンは解熱鎮痛効果で熱を鎮めて痛みを緩和します。d-クロルフェニラミンマレイン酸塩は抗ヒスタミン作用で鼻水やくしゃみが出るのを抑えてくれます。
デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物やdl-メチルエフェドリン塩酸塩は咳の中枢に働きかけ咳を鎮めると共に気道を広げて呼吸を楽にしてくれます。
無水カフェインは解熱鎮痛効果がスムーズに作用するように働きかけるほか、頭痛の緩和にも役立つ成分です。ヘスペリジンはビタミンpの一種で血流を促進して病気の回復を早めてくれます。
また喉の痛みや腫れを和らげる成分としてトラネキサム酸が配合されています。ベンザエースAは7つの薬剤成分がバランスよく体内に作用して風邪の諸症状を緩和してくれます。
7歳以上から内服可能で、7歳〜14歳までは1回1錠、15歳以上は1回2錠を1日3回食後30分以内に内服するようにします。また、風邪の初期に内服することで回復も早まるでしょう。
副作用
副作用は少ない風薬ですが、注意事項を守らないと副作用に繋がることがあります。
主な副作用として、皮膚の発赤、発疹、痒み、消化器系では嘔気、嘔吐、食欲不振、胸やけなどの他、めまいや息切れ、息苦しさ、排尿困難、過度の体温低下などが見られることがあります。
この様な症状が現れたら内服を中止して医師や薬剤師に相談するようにして下さい。重篤な副作用は稀ですが、ショック(アナフィラキシー)の症状に注意するようにしましょう。
内服してすぐに皮膚や喉の痒み、蕁麻疹、声のかすれ、くしゃみ、動悸、呼吸困難、意識混濁などの症状に注意して下さい。このようなショック(アナフィラキシー)症状が現れたときは直ちに医師の診察を受けるようにして下さい。
また、皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)や中毒性表皮壊死融解症、急性汎発性発疹性膿疱症では高熱、目の充血、目やに、唇のただれ、喉の痛み、皮膚の広範囲での発赤や発疹、全身倦怠感など見られます。
肝機能障害や腎障害なども副作用として稀に現れますので、発熱や全身倦怠感、全身の浮腫み、黄疸、尿量減少などの症状に注意しましょう。
間質性肺炎や喘息などは発熱や空せき、息切れ、ゼーゼーやヒューヒューなどの喘鳴といった症状が見られます。
重篤な副作用が現れた時は速やかに医師の診察を受けるようにして下さい。
薬剤アレルギーや風邪薬で喘息を起こしたことがある方は内服しないようにしましょう。そのほかベンザエースAと併用して抗ヒスタミン剤や他の風邪薬を併用すると副作用に繋がります。
加えて、妊娠中・妊娠の可能性のある方、授乳中の方は専門家に相談して内服しましょう。
その他にも心臓病、肝臓病、高血圧、腎臓病、胃・十二指腸潰瘍、緑内障、糖尿病、甲状腺機能障害と診断された方や脳血栓、心筋梗塞、血栓性静脈炎など既往のある方は血栓症を起こす恐れがあるため医師の指示に従うようにして下さい。
まとめ
風邪の初期症状は喉の痛みやくしゃみ、鼻水から始まることが多いのが特徴です。風邪のひき初めに内服すれば回復も早まり症状の進行を抑えることができるでしょう。風邪をひかないように日常の生活に気をつけると共に手洗いやうがいを施行するようにしましょう。