風邪をひいてしまった時、市販の風邪薬を内服するという方は多いのではないでしょうか?風邪薬には西洋薬中心のものや生薬を配合したものなどあり、個人の体質や好みで選ぶことができます。
アスミンEXゴールドは生薬を配合した風邪薬で風邪に伴う諸症状に効果があります。今回はアスミンEXゴールドの効果や副作用について解説します。
効果
アスミンEXゴールドは生薬と薬剤成分を配合した風邪薬です。
喉の痛み、頭痛、発熱、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、咳、痰、悪寒、関節の痛み、筋肉の痛みなど風邪に伴う諸症状に効果を発揮します。
生薬成分として牛黄(ゴオウ)、地竜(ジリュウ)乾燥エキス、桔梗(キキョウ)乾燥エキス、甘草(カンゾウ)乾燥エキスを含みます。
- 生薬成分の牛黄(ゴオウ)や地竜(ジリュウ)は熱を鎮める作用や痛みを和らげる効果があり、桔梗(キキョウ)や甘草(カンゾウ)は咳を鎮める作用があります。
- 西洋薬成分のアセトアミノフェン、エテンザミドは解熱鎮痛作用で熱を下げて痛みを緩和してくれます。
- クロルフェニラミンマレイン酸塩は抗ヒスタミン作用でヒスタミンの受容体を阻害することでくしゃみ、鼻水などの症状を和らげてくれます。
- dl-メチルエフェドリン塩酸塩やデキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物は咳を引き起こす中枢に働きかけ、咳が出るのを抑えてくれたり、痰を出しやすくする効果が得られます。
- 無水カフェインは頭痛を和らげる作用やチアミンジスルフィド、リボフラビンは風邪で失われがちなビタミンなど栄養を補給してくれます。
- またヘスペリジンは毛細血管を強くする効果があります。
7歳以上から内服可能で年齢に合わせたら用量を1日3回内服することで効果が発揮されるでしょう。
生薬と西洋薬の効果で辛い風邪症状の回復に役立ちます。
副作用
風邪薬は体質やなどによって副作用が起こることがありますので、注意事項を守って内服するようにしましょう。
主な副作用には皮膚の発疹・発赤、痒み、消化器系では吐き気・嘔吐、食欲不振のほか、めまい、息切れ、息苦しさ、排尿困難、過度の体温低下など見られます。口の渇きや眠気の症状が強い場合は、内服を中止して医師や薬剤師に相談するようにして下さい。
重篤な副作用が起こることは稀ですが、内服直後のショック(アナフィラキシー)症状に注意します。
内服してすぐに皮膚の痒み、蕁麻疹、くしゃみ、喉の痒み、声のかすれ、息苦しさ、動悸、意識混濁など見られたら速やかに医師の診察を受けるようにして下さい。
皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)、中毒性表皮壊死融解症、急性汎発性発疹性膿疱症といった副作用にも注意しましょう。高熱、目の充血、目やに、唇のただれ、喉の痛み、皮膚の発赤、発疹、全身倦怠感など症状がないか全身状態を観察するようにして下さい。
肝障害では発熱、全身倦怠感、発疹、食欲不振、黄疸など現れます。腎障害は発熱、発疹、全身の浮腫み、尿量減少、関節痛、下痢など症状が見られるようになります。その他、間質性肺炎や喘息など呼吸器系の症状に異常がないか観察するようにしましょう。
重篤な副作用が現れたら内服を中止して早めに医療機関を受診するようにして下さい。
他の風邪薬や抗ヒスタミン剤を配合した薬を併用すると副作用に繋がるのでやめましょう。
水痘(水ぼうそう)、インフルエンザの疑いや実際にインフルエンザにかかっている15歳未満の乳幼児や小児は医師や薬剤師に相談してから内服するようにして下さい。
甲状腺機能障害、糖尿病、心臓病、高血圧、肝臓病、腎臓病、胃・十二指腸潰瘍、緑内障など持病がある方は医師の指示に従い内服しましょう。薬の相互作用により症状が悪化したり、副作用に繋がる恐れがあります。
まとめ
アスミンEXゴールドは生薬と西洋薬を配合した風邪薬です。風邪をひかないためには手洗いやうがいを実施したり、規則正しい生活や栄養バランスの摂れた食習慣が大切です。
風邪薬には多くの種類があるので迷った時は薬剤師などに相談して体質に合ったものを選ぶようにしましょう。