咽頭炎には「うつるタイプ」と「うつらないタイプ」があるとされています。2種類のタイプがある理由とは、「原因」にあります。ここでは、咽頭炎がうつる病気なのか、そして感染予防についてご紹介していきます。
目次
咽頭炎の原因
- ウイルスや細菌による感染
- 病原菌感染発症(梅毒やクラミジア)
- 副鼻腔炎や鼻の粘膜の炎症
- 喫煙や飲酒による喉への刺激
ウイルスや細菌による感染と病原菌感染は人から人へうつります。飛沫感染や接触感染でうつるとされています。
咽頭炎の特徴
- 急性咽頭炎や慢性咽頭炎時、咽頭が赤く腫れ上がるので口内を診ることですぐわかります。
- 咽頭特殊感染症時は、咽頭付近が白くただれています。
- 溶連菌感染時は、溶連菌咽頭炎と呼ばれます。この場合は喉の腫れと共に発疹があらわれ子供に多く見られます。大抵はA型です。
感染について
普通の風邪と同じように急性咽頭炎の原因になるウイルスや細菌は人から人へと感染してしまいます。感染経路には主に2つのタイプがあります。
飛沫感染
咳やくしゃみで空気中に放出された菌を吸い込むことで感染する。
経口感染
手についた菌が口から体内に入ることで感染する。
予防法一覧
乾燥を防ぐ
乾燥していると、ウイルスや細菌は増殖しやすくなります。乾燥を防ぐことが予防の第1歩です。
加湿器を使いましょう。今はアロマを利用したおしゃれでリラックス効果もある加湿器が販売されていますし、マイクロクラスターのついた加湿器がメインになってきています。
加湿器の清掃も大切です。フィルターや水を入れておく部分にカビや雑菌が繁殖してしまったら逆効果。お手入れをきちんとしましょう。
あとは洗濯物部屋干しにすること、濡れタオルをかけておく、マスクをする(マスクをすることで保湿にも繋がります)、温かい飲み物を飲むように心がけると共に十分な水分補給をすることで喉についた細菌も流せます。
手洗い・うがい
基本ともいえる、手洗い・うがいをしっかりとしましょう。手洗いは手のひらを広げたら爪をたてて、掌のシワと一緒に爪の間も洗えます。指は一本ずつねじり洗いをして手首あたりまで洗うようにしましょう。
体を温める食事をとる
寒い季節は体を温める食事をとることが増えますが、刺激の強い食べ物は程度にもよりますが、喉を痛めてしまう可能性が高いので控えましょう。
喫煙・飲酒
喫煙と飲酒に関して。タバコを吸いすぎていると、朝の歯磨き時にえづくことありませんか?喉も痛めてしまいますし、煙を吸うことで喉が弱る可能性もあります。控えることをおすすめいたします。
市販薬も効果あり
また、「少し喉が痛いけど…大丈夫!」と軽くみて放置してしまうと確実に悪化してしまいます。喉から感染しないように、うがい薬やトローチをなめる、スプレータイプの喉の消毒薬も効果的です。前に比べるとずいぶん使いやすくなっています。
まとめ
今回は、咽頭炎はうつるのかや感染予防について解説してきました。上記で紹介した情報がお役に立てばと思います。