冬場は風邪をひきやすいですが、特に毎年流行するのがインフルエンザA型とB型です。では、インフルエンザB型の潜伏期間はどれくらいで、症状としてはどのようなものがあるのでしょうか?ここでは、インフルエンザB型の症状や潜伏期間についてまとめていきたいと思います。
インフルエンザB型とは
インフルエンザB型とは、インフルエンザB型のウイルスの感染によってかかってしまう病気です。
だいたい12月から3月の間に流行しますが、インフルエンザA型ほどウイルスの型が大きく変異しないので、流行するのは2~3年に1度くらいです。なので、年によってはかかってしまう人が比較的少ない年もあります。
また、インフルエンザA型とは、同じインフルエンザという名前でも全くウイルスの型が違うものです。そのため人によっては同じ年にインフルエンザA型とB型に相次いでかかる場合もありますし、A型とB型と同時に感染して発症する場合もあります。
症状は?
インフルエンザB型の主な症状としては、急に38度以上の高熱が出て数日間続き、咳や鼻水や喉の痛みなどがあります。
一見普通の風邪と同じような症状と思えますが、発熱が数日間続いたりするということが大きな特徴です。またインフルエンザA型よりは症状が少し軽い傾向にあります。
ただ、症状については、患者によって個人差があります。例えば、病院の簡易検査でインフルエンザB型と診断されても熱が37度台の微熱だったり、高熱が1日だけあって翌日にはすぐに下がって症状が落ち着くという場合もあります。
また、インフルエンザB型のウイルスに感染はしても、全く症状は出ないといういわゆる不顕性感染で済んでいく場合もあります。しかしながら症状はなくても、インフルエンザB型のウイルスは保有しているので、周囲には感染させるおそれがあります。
潜伏期間は?
インフルエンザB型の潜伏期間としては、1日から3日程度と比較的短いです。なので、身近な人がインフルエンザB型にかかったりすると自分も感染しやすくなり、高確率であっという間に発症してしまいます。
インフルエンザB型は感染力が非常に強く、潜伏期間も短いので大流行してしまうのです。そのため学校や幼稚園では、インフルエンザB型にかかった患者は回復して医師の許可が出るまで出席停止の措置が取られることになります。
そして、インフルエンザB型の患者が一定の人数に達した場合は、学級閉鎖や学年閉鎖や休校などの措置を取るようにして感染が広がらないようにしています。
まとめ
インフルエンザB型は潜伏期間も短く、症状は普通の風邪よりも重くなる傾向にあります。周囲でインフルエンザB型が流行した場合はまず予防を心がけ、かかってしまった場合は回復するまでしっかりと休養する必要があります。