糖尿病の治療や改善、予防にも、普段の食生活の見直しで大きな効果が期待できるので、血糖値のコントロールを意識することはとても重要な柱です。
普段から糖質や脂質、カロリーを意識した上で注意する必要がありますが、今回は、糖尿病に良い食べ物や注意したい点についてご紹介します。
糖尿病とは
糖尿病とは、血糖値が高くなる病気で、ブドウ糖がエネルギーを必要としている細胞内に取り込まれずに、血液の中に出てしまいます。これは血糖を下げることができるインスリンが不足したり、機能が思うように出来なくなったりするために起こります。
ブドウ糖をコントロールしているのはインスリンですが、正常に機能しないために血液中のブドウ糖が使えないままになってしまうために、血糖値が上がってしまうために高血糖になってしまいます。
糖尿病に良い食べ物は?
それでは、糖尿病に良い食べ物を見ていきましょう!
きのこ類
舞茸や椎茸、エリンギ、エノキ、しめじ、マッシュルーム、キクラゲなど、身近にあるきのこ類は低カロリーであり、食物繊維も豊富であり、コレステロールの排出にも役立つので糖尿病の予防や改善におすすめです。
そして、食物繊維は、食後の血糖値が上がるのを抑える作用があります。しかも、きのこ類は嵩があるので、食べた時の満腹感も感じられる重宝な食材です。
海藻類
昆布やワカメ、ひじき、めかぶなどの海藻類は、ビタミンやミネラルも豊富ですが、それ以外にも食物繊維が含まれているので、食事療法を行っている方や予防をしたい方も安心して食べられるようになります。さらに海藻類は低カロリーであり、たくさん食べても問題ないというのも魅力です。
野菜類
野菜は、数多くの種類があるので糖尿病で食事療法をしていても、数多くの組み合わせで食べられるので満腹感が感じられます。また、野菜はエネルギーは低いので多めに食べても抑えることができるため、安心感もあります。
食物繊維やビタミン、ミネラルも豊富に摂れるので、血糖値のコントロールがしやすくなる作用も注目されています。さらに、野菜類は、肉類、魚類よりも先に食べることで、血糖値の上昇を緩やかにするメリットもあるので、有難い食材ですね。
糖尿病の食事での注意点は?
糖尿病の食事で注意すべき点は、糖質・脂質・カロリーを意識した食事を目指すことですが、普段の食事で注意することと言えば食事はゆっくりとよく噛んで食べることが大事です。
また、当たり前のことですが1日3食をしっかり摂ることも重要です。不規則な食事になりまとめて食べこんだりするとインスリンが一気に必要になるので、すい臓に負担をかけてしまいます。
まとめ
糖尿病の治療で大きな役割を果たすのが、食生活です。ただ、量を減らすだけではなくおすすめの食材を意識的に摂り、注意点を守った食べ方を毎日継続して行くことで、血糖値のコントロールを目指すことができるようになります。