水痘とも言われる水疱瘡を子どもがかいてしまい跡が残ってしまった、小さい頃についた跡が消えない、大人になってから水疱瘡にかかってしまった…など水疱瘡は完治してからも厄介な場合が多いです。そして、それぞれ対処法が違います。
跡を消すためにできること
まず、水疱瘡の跡は火傷跡に近いもので、皮膚が薄くなっており色素が沈着しやすい状態です。つまり紫外線の影響を受けやすい状態ということです。
そのため跡ができたと分かった時点で「帽子をかぶる」、「日焼け止めを塗る」、「日傘を使う」などして徹底的に紫外線を避けましょう。
また、物理的な刺激も跡がつく原因になるのでタオルなどを使う場合は強くこすり過ぎないようにし、科学繊維の衣類も避けたほうがよいです。
「美白ケアを徹底すると跡が消えた」という話もあるため美白中心のスキンケアをするのが良いですね。ビタミンを中心にしたクリームなどのポイントケアがおすすめです。
子どもの場合も、まず悪化させないようにかかせないようにするのが基本です。手足の衛生面を大事にし、爪を切るなどの対策が必要です。
塗り薬や投薬による治療は勿論、外に出れなくて退屈な子どものためにも、気を紛らわすためにたくさん遊んであげるのもいいですね。
病院で治療する場合
小さい頃の跡がずっと消えない、跡の部分がへこんでしまっている、という場合は形成外科や美容外科で施術をうけることで跡がけせます。
主な方法はレーザーなどで跡の部分を切除する方法、もうひとつはヒアルロン酸などを注入して跡部分を膨らます方法です。後者の施術はこのあとにコンシーラーを使えばほとんど目立たなくなります。
費用は病院によって違うため、いくつかの病院で相談をするのが良いとされます。(特に美容外科は必ずカウンセリングがあります)場合によっては施術せずとも医薬品で十分直せてしまう場合もあるそうです。
最後に
最後に「跡を残さないためにできること」を紹介していきます。まず、大人になってからかかった場合、子供より代謝が良くないため跡が残りやすい傾向にあります。
発覚した時点で何よりすぐ皮膚科にかかること!重症化させてしまうとますますかさぶたが増えてしまいます。
痒かったり気になる時もありますが絶対に剥がさないこと。はがしてしまうとほとんどの場合跡になります。自然にはがれるのをまちましょう。
また、子どもの場合は小児科にいきましょう。病院で処方される薬で対処するほか、亜鉛やビタミンB群、ビタミンCなどは肌の再生を助けてくれる効果があるため積極的に食べましょう。